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ウィキッドとオズの魔法使いのつながりは?前日譚と衝撃の真実

こんにちは。映画探偵.cyouへようこそ。

話題の映画やミュージカルで注目されているウィキッドとオズの魔法使いのつながりについて、気になっている方も多いのではないでしょうか。

実はこの二つの作品は、単なる善悪の戦い以上の深い関係性や複雑な時系列で結ばれており、原作小説や映画でのあらすじの違いを知ることで何倍も楽しめるようになります。

どっちから見るべきか迷っている方や、西の悪い魔女エルファバとドロシーの間に何があったのかを知りたい方のために、物語の裏側をわかりやすく解説していきます。


この記事でわかることポイント

  • 名作オズの魔法使いの裏で進行していた衝撃の前日譚と真実がわかる
  • 悪い魔女と善い魔女の知られざる友情と悲しい過去を理解できる
  • カカシやブリキ男の正体などキャラクター同士の意外な関係性を学べる
  • 映画版ウィキッドを最大限楽しむための鑑賞順や予習ポイントを押さえられる

作品情報

オズの魔法使

項目詳細
劇場公開日1939年8月25日
監督ヴィクター・フレミング
上映時間101分

映画タイトルは「オズの魔法使」、原作小説などは「オズの魔法使い」――この一文字の差、気になりますよね。

実は意味や読みは同じで、どちらも“まほうつかい”。違うのは、作品ごとの正式表記です。

1939年の映画公開当時は、名詞の送り仮名を省く表記が一般的で、その名残としてタイトルは今も「魔法使」のまま残っています。

一方、現代の日本語では「魔法使い」と書く方が自然なため、原作の紹介やレビューでは「オズの魔法使い」と表記されることが多いのです。

こんな表記ゆれも、知っているとちょっと自慢できる豆知識ですね。


ウィキッド ふたりの魔女

項目詳細
劇場公開日2024年11月22日
監督ジョン・M・チュウ
上映時間161分

引用 ユニバーサル・ピクチャーズ公式


ウィキッドとオズの魔法使いの物語上の深いつながり

誰もが知る『オズの魔法使い』の物語。

しかし、私たちが知っているそのキラキラした冒険の裏側には、想像を絶する悲しくも美しい「もうひとつの真実」が隠されていました。

ここでは、二つの作品がどのように絡み合い、オズの世界を形作っているのか、その核心に迫っていきます。


実はオズの魔法使いの前日譚である物語

実はオズの魔法使いの前日譚である物語
映画探偵イメージ

多くの人が『ウィキッド』を単なるスピンオフだと思っているかもしれませんが、実はこれは『オズの魔法使い』に至るまでの歴史を描いた前日譚であり、同時に本編の裏側で起きていた出来事を描く並行物語でもあります。

私たちがよく知るドロシーがカンザスから竜巻で飛ばされてくる、そのずっと前からオズの国では物語が始まっていました。

独裁的なオズの魔法使いがどのようにして権力を握ったのか、そして動物たちが言葉を奪われるという弾圧がどのように進行していたのか。

これらを知ると、ドロシーが旅したあの黄色いレンガ道が、実は政治的な緊張感に満ちた場所だったことに気づかされます。

ここがポイント!

ドロシーが冒険しているまさにその時、舞台裏ではエルファバ(西の魔女)たちの命がけの逃亡劇が繰り広げられていたのです。


西の悪い魔女エルファバの隠された正体

エルファバ
映画探偵イメージ

『オズの魔法使い』では、ドロシーの邪魔をする恐ろしいヴィランとして描かれる「西の悪い魔女」。

しかし、『ウィキッド』で明かされる彼女の正体は、エルファバという名の、正義感が強く才能にあふれた女性でした。

彼女は生まれつき肌が緑色だったため、家族からも社会からも疎外されて育ちました。

しかし、彼女が「悪い魔女(Wicked Witch)」と呼ばれるようになった本当の理由は、彼女が邪悪だったからではありません。

オズの魔法使いが行っていた動物差別や欺瞞に気づき、たった一人で体制に立ち向かった結果、政府のプロパガンダによって「悪の象徴」に仕立て上げられてしまったのです。

補足メモ

エルファバという名前は、『オズの魔法使い』の原作者 L. Frank Baum(L・フランク・ボーム)の頭文字「L-F-B」から名付けられたと言われています。


善い魔女グリンダの知られざる苦悩と真実

善い魔女グリンダの知られざる苦悩と真実
映画探偵イメージ

映画版『オズの魔法使い』の「北の善い魔女」グリンダ。

原作小説では「南の善い魔女」として登場しますが、『ウィキッド』ではその若き日の姿が Galinda(ガリンダ) という名前で描かれ、のちに Glinda(グリンダ) と名乗るようになります。

驚くべきことに、彼女とエルファバはシズ大学時代のルームメイトであり、無二の親友でした。

人気者で少し浅はかなグリンダと、嫌われ者だけど聡明なエルファバ。

正反対の二人が心を通わせる様子は涙なしには見られません。

グリンダが後に「善い魔女」として体制側に残ったのは、単なる保身だけではなく、エルファバの意志を継いでオズの国を内側から変えようとする、彼女なりの苦渋の決断だったのかもしれません。

あの笑顔の裏には、親友を失った(と思っている)深い悲しみが隠されているのです。


カカシやブリキ男に変えられた衝撃の理由

臆病なライオン
映画探偵イメージ

ドロシーの仲間である「脳みそのないカカシ」「心のないブリキ男」「臆病なライオン」。

彼らがなぜそのような姿になり、何かを欠損しているのか。『ウィキッド』では、その衝撃的な起源が明かされます。

特に私が衝撃を受けたのは、カカシとブリキ男の正体です。

キャラクターウィキッドでの正体と経緯
カカシエルファバの恋人フィエロ。捕らえられ拷問を受けた際、エルファバが「彼が痛みを感じないように」とかけた魔法によって、藁の体に変えられた。
ブリキ男マンチキンのボック。ネッサローズ(東の魔女)の魔法の暴走で心臓を失いかけ、彼を救うためにエルファバがブリキの体に変えるしかなかった。

彼らがエルファバを恐れたり憎んだりしているのには、こうした悲劇的な誤解やすれ違いが背景にあったのです。

これを知ってから『オズ』を見返すと、彼らのセリフ一つ一つが全く違って聞こえてくるはずです。


原作と異なる銀の靴とルビーの靴の違い

ドロシーの「ルビーの靴」。
映画探偵イメージ

『オズの魔法使い』の代名詞とも言えるドロシーの「ルビーの靴」。

しかし、『ウィキッド』や原作小説ではこれが「銀の靴」として登場します。これには少し大人の事情も絡んでいます。

もともとボームの原作小説では「銀の靴」でしたが、1939年の映画版でテクニカラーの映像映えを意識して「赤(ルビー)」に変更されました。

このルビーの靴のデザイン権利は映画会社(MGM/現ワーナー)が持っているため、小説やミュージカル版『ウィキッド』では原作通りの「銀色」に戻されているのです。

物語の中では、この靴はエルファバの足の不自由な妹、ネッサローズ(東の魔女)の形見であり、エルファバ自身の魔法が込められた非常に重要なアイテムです。

ドロシーにとっては「家に帰る道具」ですが、エルファバにとっては「亡き妹の唯一の遺品」。

彼女が執拗に靴を返せと迫るのも納得ですよね。


西の魔女が水をかけられて溶ける真相

西の悪い魔女
映画探偵イメージ

物語のクライマックス、西の魔女が水を浴びて「溶けちゃう!」と叫びながら消えていくシーン。

あまりにあっけない最期に、子どもの頃からモヤモヤしていた人も多いのではないでしょうか。

ここにも『ウィキッド』は驚くべき解釈を提示しています。

ミュージカル/映画版『ウィキッド』では、あの“水で溶ける”場面は、エルファバとフィエロ(カカシ)が仕組んだ「死を偽装するための作戦」として描かれます。

エルファバは床の隠し扉から姿を消し、オズの人々に「魔女は死んだ」と信じ込ませることで、追われる身から解放され、フィエロと共に自由な世界へと旅立つのです。

一方、原作小説『Wicked』やボームの『オズの魔法使い』では、水は本当に彼女の弱点であり、最後は命を落としてしまうという別バージョンも存在します。

だからこそ、「水で溶ける」という噂自体が、体制側が魔女を弱く見せるために利用したプロパガンダであり、エルファバがそれを逆手に取って脱出した――そんな読み方ができるのも、とても興味深いポイントです。 


関連記事:オズの魔法使いが伝えたいこと|あらすじ・考察・登場人物を解説


映画ウィキッドとオズの魔法使いの意外なつながり

2025年、2026年と連続公開される映画版『ウィキッド』。

アリアナ・グランデらが演じるこの超大作を観る前に、オリジナルの『オズの魔法使い』とどう向き合うべきか、映画ファンとしての視点で解説します。


どっちから見るのが正解かのおすすめ順番

オズの魔法使い かかし
映画探偵イメージ

「『ウィキッド』を見る前に『オズの魔法使い』を見たほうがいいの?」という質問をよく受けますが、私の結論としては「『オズの魔法使い』を先に見ておくこと」を強くおすすめします。

理由はシンプルで、『ウィキッド』は『オズの魔法使い』を知っていることを前提とした「伏線回収」や「皮肉(アイロニー)」が満載だからです。

「あのかかしが実は……!」「あのライオンがあの時の……!」という、元ネタを知らないと味わえません。

おすすめの鑑賞順

  1. 映画『オズの魔法使』(1939年版)を見る
  2. 映画『ウィキッド』を見る
  3. もう一度『オズの魔法使』を見返す(泣けます!)

映画鑑賞前に知っておくべき予習ポイント

ドロシー
映画探偵イメージ

もし「古い映画を見る時間がない!」という方は、以下のポイントだけ予習しておけば大丈夫です。

これさえ知っていれば、映画『ウィキッド』での感動は保証されます。

  • ドロシー:家ごと飛んできて、偶然「東の魔女」を圧死させてしまった少女。
  • 西の悪い魔女:ドロシーを付け狙う緑色の肌の魔女。水に弱いとされる。
  • グリンダ:シャボン玉で現れる善い魔女。ドロシーを助ける。
  • オズの魔法使い:エメラルドシティに住む偉大な魔法使い(実はただの人間)。

これら「表の歴史」を頭に入れておくだけで、『ウィキッド』で描かれる「裏の真実」のインパクトが倍増しますよ。


別の前日譚オズはじまりの戦いとの関係

少しややこしいのが、2013年に公開されたディズニー映画『オズ はじまりの戦い』です。

これもオズの前日譚を描いていますが、『ウィキッド』とは全く別の世界線の物語だと考えてください。

『はじまりの戦い』では、西の魔女が緑色になった理由などが『ウィキッド』とは全く異なる設定で描かれています。

どちらも面白い作品ですが、「つながり」という意味では、『ウィキッド』はあくまでマグワイアの小説とミュージカル版の独自設定に基づいている点を混同しないよう注意が必要です。

注意

『オズ はじまりの戦い』と『ウィキッド』の設定を混ぜて考えると混乱の元になります。別々の解釈として楽しみましょう。


ウィキッドとオズの魔法使いのつながり:まとめ

『ウィキッド』を知った後では、『オズの魔法使い』を二度と同じ目では見られなくなるでしょう。

単なる勧善懲悪の物語だと思っていたものが、実は「勝者によって書き換えられた歴史」だったのかもしれないという気づきは、私たちに深い衝撃を与えます。

しかし、それでもなお『オズの魔法使い』が名作であることに変わりはありません。

二つの物語をつなげて理解することで、オズという世界がより立体的で、愛おしいものになるはずです。

ぜひ、この壮大な「答え合わせ」を鑑賞してくださいね。

※本記事は作品の解釈や考察を含みます。公式の発表や詳細な設定については、映画やミュージカルの公式サイトをご確認ください。




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