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『ラーヤと龍の王国』大コケの真相は?興行収入と評価を解説

『ラーヤと龍の王国』大コケの真相は?興行収入と評価を解説

こんにちは。映画探偵.cyouへようこそ。

ディズニー映画には目がない私ですが、2021年に公開された『ラーヤと龍の王国』については、ちょっと気になる噂を耳にすることが多いですね。

ネットで検索すると「大コケ」「爆死」「上映してない」といった不穏な言葉が並んでいて、驚いた方もいるのではないでしょうか。

実際に数字を見ると、たしかに歴代のヒット作に比べて興行収入は控えめですし、日本では上映館がかなり少なかったという事情もありました。

でも、本当に作品がつまらないからコケたのでしょうか?

配信での人気や評価、そしてなぜ映画館で見られなかったのかという複雑な理由を知ると、見え方がガラリと変わるかもしれません。

今回は、そんな本作の興行成績の裏側や作品の魅力について、私なりに深掘りしていきたいと思います。


引用 Amazon

映画『ラーヤと龍の王国』

こんな人におすすめ

  • 剣術や格闘を取り入れた、本格的でスピード感あふれるアクション映画が好きな方
  • 東南アジアの文化を融合させた、息をのむほど美しく緻密なファンタジー世界に浸りたい方
  • 「信じる心」や「仲間の絆」を描いた、王道で胸が熱くなるストーリーを楽しみたい方

おすすめできない人

  • 『アナと雪の女王』や『モアナ』のような、キャラクターが歌い出すミュージカル要素を期待している方
  • 「盲目的に相手を信じる」という展開に対し、現実的な視点で冷めてしまいがちな方
  • 恋愛要素(ロマンス)が物語の主軸にある作品を求めている方

🎥 分断されてしまった世界を舞台に、孤独な戦士ラーヤが平和を取り戻すため「最後の龍」を探す旅に出るスペクタクル・ファンタジーです。ディズニー・アニメーション史上トップクラスの映像美と、ダイナミックなアクションシーンは圧巻のクオリティ。観終わった後には、人を信じる勇気を少しだけもらえるような、温かく力強い一作となっています。


記事のポイント

  • 世界と日本で興行収入が振るわなかった本当の理由と具体的な数字
  • 日本で大手シネコンが上映を見送った背景にある配給トラブル
  • 作品の評価や「つまらない」と言われる脚本上のポイント
  • 配信サービスでの意外な成功と続編の可能性についての現状

作品情報

項目詳細
劇場公開日2021年3月5日
監督ドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ
上映時間107分

引用 ディズニー・スタジオ公式

ふむふむ……「ラーヤと龍の王国 大コケ」と検索される理由か。
興行収入、上映中止、配信同時公開――点と点が少しずつつながってきた。
これは失敗作事件じゃない、誤解の謎だな。


『ラーヤと龍の王国』が大コケしたのか?

『ラーヤと龍の王国』が大コケと言われる興行収入の理由

ここでは、なぜ本作が「歴史的な大コケ」というレッテルを貼られてしまったのか、その背景にある具体的な数字や、当時の複雑な状況について整理してみます。

単に人気がなかったという一言では片付けられない、ビジネス的な事情が見えてきますよ。


世界と日本の興行収入が低い原因

世界と日本の興行収入が低い原因

まず、もっとも気になる「数字」の部分から見ていきましょう。

結論から言うと、劇場での興行成績だけを見れば、確かに厳しい結果だったと言わざるを得ません。

興行収入のざっくりデータ

項目データ
世界興収約1億3,040万ドル(約143億円)
北米興収約5,470万ドル(約60億円)
日本興収推計3.5億〜4億円程度

制作費が1億ドル(あるいは1.5億ドルとも)規模の大作アニメーションで、世界興収が1.3億ドルというのは、通常であれば大赤字ラインです。

『アナと雪の女王』や『ズートピア』が世界で10億ドルを稼ぎ出したことと比較すると、その差は歴然としていますよね。

ただ、これには明確な理由があります。公開された2021年3月は、まだ世界中がコロナ禍の真っ只中でした。

北米でもニューヨークやロサンゼルスの映画館がようやく再開するかどうかという時期で、そもそも映画館にお客さんが戻ってきていない状況だったんです。

物理的に座席が制限されていたり、休館していたりした影響は計り知れません。


日本で上映館が少ない事情を解説

日本で上映館が少ない事情を解説

日本の映画ファンにとって衝撃だったのは、「地元の映画館でやってない!」という事態でしたよね。

実はこれ、「映画館 vs ディズニー」のビジネス的な対立が原因だったんです。

ディズニー側は、感染対策などで映画館に行きづらい状況を鑑みて、劇場公開と同時に動画配信サービス「Disney+」でも追加料金で見られるようにしました。

しかし、映画館側からすると「公開初日から家で見られたら商売あがったりだ」となるわけです。

主な上映見送りチェーン

  • TOHOシネマズ
  • MOVIX(松竹マルチプレックスシアターズ)
  • 109シネマズ
  • ティ・ジョイ系列

結果として、これら日本の大手シネコンチェーンが一斉に上映を見送るという異例の事態になりました。

イオンシネマなど一部の劇場では公開されましたが、全国規模で見ると本来の半分以下のスクリーン数でのスタートとなってしまったんです。

これでは、興行収入が伸びないのも無理はありません。


プレミアアクセスと無料配信の影響

先ほど触れた「Disney+ プレミアアクセス」についても詳しくお話ししますね。

これは、月額料金とは別に約3,000円(税抜)ほどの追加料金を払えば、劇場公開と同時に家で見られるというシステムでした。

家族4人で映画館に行けばチケット代だけで数千円かかりますから、家で安全に、しかも何度も見られるなら3,000円は安いという考え方もできます。

このシステムによって、かなりの観客が「劇場ではなく配信」に流れたと考えられます。

ここがポイント

配信での売上(プレミアアクセス購入費)は、映画館を通さずにディズニーに直接入ります。外部からは正確な売上が見えにくいのですが、北米だけでも初週に相当数が購入されたと言われています。

さらに、公開から数ヶ月後の6月には、追加料金なしの「見放題」になりました。

ここで一気に視聴者が増えたのですが、逆に言えば「数ヶ月待てば無料(定額内)で見られる」と分かっている層は、劇場に行かずに待機していた可能性も高いですね。


評価は面白い?つまらないの声も

評価は面白い?つまらないの声も

では、作品の中身はどうだったのでしょうか。「大コケ=つまらない」と思われがちですが、

海外のレビューサイト(Rotten Tomatoesなど)を見ると、批評家のスコアは90%以上と非常に高い評価を得ています。

一方で、観客の感想には賛否両論ありました。特に議論を呼んだのが、「信じること」へのアプローチです。

  • 肯定的意見: 映像が圧倒的に美しい、アクションがかっこいい、シスーが可愛い。
  • 否定的意見: 主人公が何度も裏切られるのに「信じろ」と言われ続けるのがストレス。展開がご都合主義に見える。

私個人としても、映像クオリティの高さには感動しましたが、ストーリーの説得力という点では「ちょっと綺麗事すぎるかな?」と感じる部分もありました。

このあたりの好みの分かれ方が、「つまらない」という検索ワードに繋がっているのかもしれません。


続編の可能性と配信での成功

続編の可能性と配信での成功

「これだけコケたら続編はない?」と心配になる方もいるでしょう。

現時点でディズニーから『ラーヤと龍の王国2』の公式発表はありません。

ネット上にはフェイク(偽)の予告情報も出回っているので注意が必要です。

ただ、実はこの作品、配信(ストリーミング)では大成功しているんです。

2021年の年間ストリーミング映画ランキングでは、上位にランクインしています。

劇場には行かなかったけれど、Disney+で繰り返し見ている子供たちが世界中にたくさんいるんですね。

この「配信で長く愛される」という実績は、ディズニーにとって大きな資産です。

もしかすると、数年後にDisney+オリジナルのシリーズ作品などで、彼らの新しい冒険が見られる可能性はゼロではないかなと、私は密かに期待しています。


『ラーヤと龍の王国』が大コケの評判を覆す作品の魅力

興行成績の話ばかりしてしまいましたが、作品自体は「大コケ」という言葉だけで片付けるにはもったいない魅力がたくさん詰まっています。

ここからは、物語やキャラクター、そして賛否あるテーマについて、もう少し踏み込んで解説していきますね。


物語のあらすじと結末のネタバレ

物語のあらすじと結末のネタバレ

舞台は、かつて聖なる龍たちと人間が共存していた「クマンドラ」という世界。

しかし、邪悪な魔物「ドルーン」によって龍たちは石にされ、世界は分断されてしまいました。

500年後、龍の守護者の一族である娘ラーヤは、父を信じて各国の長を招きますが、裏切りによって「龍の石」が砕け散り、魔物が復活してしまいます。

石にされた父を救い、世界を一つに戻すため、ラーヤは「最後の龍」シスーを探す旅に出ます。

旅の途中で出会う個性的な仲間たちと共に、バラバラになった石の欠片を集めていく……というのが大筋です。

ここから少しネタバレになりますが、結末では、ラーヤが宿敵であるナマーリを「信じて」石の欠片を託します。

その結果、一度は全員が石になってしまいますが、ナマーリが心を入れ替えて石を繋ぎ合わせたことで龍たちが復活。

世界に平和が戻ります。この「相手を信じる賭け」が、本作の最大のテーマであり、議論の的でもあります。


ラーヤやナマーリなど主要キャラ

ラーヤやナマーリなど主要キャラ

キャラクター造形は本当に魅力的です。特に私が好きなポイントを紹介します。

  • ラーヤ: 幼い頃の裏切りがトラウマで、誰も信じられなくなった孤独な戦士。剣術のアクションがキレキレでかっこいい!
  • シスー: 伝説の龍ですが、性格はとってもお茶目で能天気。でも、彼女の「純粋に信じる心」が頑ななラーヤを変えていきます。
  • ナマーリ: ラーヤのライバル。敵役ですが、彼女なりに自国の民を守ろうとする正義があり、憎めない存在です。髪型が奇抜でクール。

他にも、見た目は可愛い赤ちゃんなのに詐欺師のノイや、孤独な少年船長ブーンなど、サブキャラクターたちがすごく良い味を出しています。

彼らが疑似家族のようになっていく過程は見ていてほっこりしますね。


吹き替え声優とキャストの評価

日本語吹き替え版のキャストも豪華でした。主人公ラーヤを演じたのは吉川愛さん

声優初挑戦とのことでしたが、凛とした強さと弱さを併せ持つ演技が素晴らしく、プロの声優さんかと思うほど違和感がありませんでした。

また、龍のシスー役は高乃麗さんが演じており、コミカルなシーンとシリアスなシーンの切り替えがさすがベテランという感じ。

個人的には、ナマーリ役の伊藤静さんの低音ボイスが最高にかっこよくて痺れました。


ポリコレ要素や脚本への感想

本作は東南アジアの文化をモデルにしており、ディズニー初の東南アジア系プリンセスとしても話題になりました。

ただ、特定の国ではなく複数の文化を混ぜ合わせた架空の世界観であるため、一部からは「文化の描写がざっくりしすぎている」という指摘もあったようです。

いわゆるポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)への配慮については、女性キャラクターの活躍が目立つ一方で、男性キャラの影が薄いといった意見も見かけます。

また、脚本については先ほども触れましたが、「ナマーリを簡単に許しすぎではないか?」というモヤモヤを感じる人は多いようです。

裏切った相手を信じることは尊いですが、現実的にはかなり難しいこと。

それを「魔法の力」で解決してしまったように見える点が、カタルシス(スッキリ感)を削いでしまったのかもしれません。


Disney+などの配信情報

Disney+などの配信情報

『ラーヤと龍の王国』はDisney+で見放題独占配信中です。

Disney+は スタンダード(月額1,140円/年額11,400円)プレミアム(月額1,520円/年額15,200円) の2プランで、どちらも広告なし・全作品見放題です。

プラン月額(税込)年額(税込)最高画質最高音質同時視聴広告ダウンロード
スタンダード1,140円11,400円1080p Full HD5.1サラウンド2台なし10台まで
プレミアム1,520円15,200円4K UHD & HDRDolby Atmos4台なし10台まで

『ラーヤと龍の王国』は大コケではない良作

『ラーヤと龍の王国』は大コケではない良作

最後にまとめとして、私なりの結論をお伝えします。

確かに『ラーヤと龍の王国』は、数字上の興行収入を見れば「大コケ」と言われても仕方ない側面があります。

しかし、それはコロナ禍という特殊な環境と、配給を巡るビジネス上のトラブルが主な原因であり、作品の質が著しく低かったからではありません。

むしろ、配信サービスを通じて多くの子供たちに愛され続けている現状を見れば、形を変えた「成功作」とも言えるのではないでしょうか。

脚本に賛否はありますが、映像美やアクション、キャラクターの魅力は本物です。

「大コケ」という言葉に惑わされず、まだ見ていない方はぜひ一度、ご自身の目で確かめてみてくださいね。

意外と、お気に入りの一本になるかもしれませんよ。




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